首しわと表情筋
顔は、筋肉の付き方が違う?
顔は、首や体と違って皮下脂肪が少ないため、表情筋と皮膚は直接ついています。
直接付いているということは、表情筋が衰えると、顔の皮膚も同時に落ちてきて、それがたるみとなります。
そして、たるんだ皮膚や筋肉がさらに下がると「二重あご予備軍の肉」として、顎やエラ周りに集まってきます。
この「二重あご予備軍の肉」があることにより、それらは首より上に位置していますから、上からの重力の方が勝って、首のしわを伸ばそうとする力が負けてしまうのです。
ということは、この「二重あご予備軍の肉」を作らないこと、既にある場合はマッサージや表情筋トレーニングで取ってしまうことが先決なのです。
この「二重あご予備軍の肉」は、鏡をテーブルに置いて上から覗き込むと恐ろしいほど付いているのが分かります。首しわがある人は、ここの肉が多いのでは?
首のしわを改善するには、首自体のマッサージはもちろんですが、それより上に位置する表情筋を鍛えることも重要になってきます。
顔のたるみ・むくみと首しわ
体重は変わらないのに、何となく去年の洋服が似合わなくなってきた。
急激な変化はないけれど、以前に比べて顔の印象が少し変わった気がする。
認めたくはないけれど、それは顔がたるんできた証拠。
こういった顔のたるみや、一時的に体内の水分が滞ってしまうむくみにおいても、出来た首しわをさらに深くする原因になります。
上のトピックでも書きましたが、顔がたるんだり、むくんだり、表情筋が衰えることで、顔の肉の重さが増え、通常より重力が掛かってきます。
その重力が、元々あった薄いしわに向かって掛かります。
既にあるしわの部分は、筋力が弱くなっていますので、重力に対抗することもできず、しわの溝をより深くしてしまう悪循環を作ってしまうのです。
従って首しわを改善するには、顔をたるませない、むくませない、ということが大前提。
なので私は、水分代謝を活発にするビタミンB群を沢山摂ったり、むくみの原因となる塩分を控えたり、リンパマッサージを行ったりなど、むくみ・たるみ対策、表情筋トレーニング等は毎日、かなり念入りに行いました。